私が「無期雇用契約」を選択した理由
私は現在大手企業で約2年半、派遣社員として働いています。これまでも色んな会社で派遣社員として働いてきましたが、いずれも有期雇用契約でした。
初めて無期雇用契約という働き方を選択したので、その理由を書きたいと思います。
選択したと言っても、自分の意思だけで決めれるものではありません。
2018年に派遣法が改正され、同一の会社で働けるのは3年までというルールになりましたが、それに対して派遣会社は、3年働き続けた派遣社員には、雇用の安定のため、
- 派遣先へ直接雇用を促す
- 派遣元が派遣社員を無期雇用にする
- 他の派遣先を紹介する
いずれかの対応をすることになっています。
私の場合は、現在の会社で有期雇用の派遣社員として働き始め、最初の一年は3ヶ月更新、その後6ヶ月更新をしてもらいながら、2年半働きました。当初は、夫が転勤族のため、3年働けるか分からないという状況の中で働いていましたが、2年半経った時点で、夫の転勤がしばらく無いことが分かっており、このままでは3年ルールの壁にあたってしまう…と不安になっていました。
私が派遣会社へ今年も夫の転勤はなさそうです。と報告をしていたこともあり、次回の更新確認の前に、派遣先企業の担当の方と話をしてくださり、
- 私→引き続き働きたい
- 派遣先企業→引き続き派遣社員として働いてもらいたい
- 派遣会社→派遣社員として引き続き働いてもらいたい
このような状況から、派遣会社に無期雇用転換の手続きをしてもらうことになりました。無期雇用にはデメリットも多いと言われており、悩む方も多いようです。私も、せっかく無期雇用にしてもらったのに、夫がすぐに転勤になってしまったら…など、色々と悩みましたが、派遣先企業には、それも承知していただいていますし、派遣会社の担当より、仮に引っ越すことになって、今の派遣先で働くことが難しくなっても、そのあとも面倒を見るし、働くことが難しい状況になれば、無期雇用契約を解除(退職)する選択もあると言っていただけたので、今の私には、この選択が一番いいと思いました。
無期雇用へ転換する場合には、今自分が働いている派遣先企業でずっと働きたいか、その企業で働けなくなった場合も、登録している派遣会社の派遣社員として派遣され続けたいか、と思えるかどうかです。その判断をするには、その時に担当してくれる派遣会社の営業担当の方との信頼関係が大きいと思います。残念ながら、派遣会社の営業担当は変わることが多いです。私の担当も2年半で3人変わり、4人目です。その度に良い方に出会えたので、この派遣会社は信頼できると思えました。
無期雇用契約の際には、有期雇用の時とは違って、派遣会社の社員(正社員とは違いますが)という自覚が必要になりますので、その会社に就職するくらいの気持ちをもって考えましょう。